宗派について
実勝寺は日蓮宗のお寺です
日蓮宗は、鎌倉時代「日蓮聖人(しょうにん)」によって開かれた宗派です。仏教の開祖お釈迦さまは、様々な場所や様々な人に対してたくさんの教えを説かれ、その数は八万四千とも言われています。日蓮宗では、数多の経典の中でも晩年の8年で説かれた「妙法(みょうほう)蓮華(れんげ)経(きょう)(法華経(ほけきょう))」を主な経典とし、その教えを自身の生きる拠り所とします。
法華経
「法華経」は、聴衆に合わせて説かれた教えではなく、お釈迦様自らの本心をそのまま説かれた教えで、多くの経典の中でも最も崇高で、お釈迦さまそのものを表す教えだと宗祖日蓮聖人はお示しになっています。
南無妙法蓮華経
日蓮聖人は、お釈迦さまの本心が説かれた法華経の功徳は、すべて「妙法蓮華経」の五字の中に集約されていると教えられています。そして、その五字を私たちが信じること、すなわち「南無妙法蓮華経」の七字にすることによって、その功徳が譲り与えられます。この法華経の教えと、お題目の信仰を通し、世界の平和と人類の幸福、ひいては自身の心の安穏を目指す仏教教団です。